なんくる家の窓辺がみどりのカーテンに覆われつつあります。すっかり伸びてきた夏の野菜ゴーヤー、キューリ、ヘチマの棚お蔭です。窓から手を伸ばせば届きそうなゴーヤーの実りがお母さんたちの憩いにもなっているようです。
毎朝水をかけにくる保育園の子どもたちとの交流も自然に生まれることでしょう。今朝もゴーヤー棚に私の手には余るほど大きなゴーヤーを見つけました。いかにも夏バテ防止になりそうな、苦そうな色合いでしたよ。
さて、６月は沖縄が何をおいても忘れてはいけない２３日の慰霊の日でした。２０万人もの人々が犠牲になった沖縄戦を忘れてはいけないのです。今でも口に出せないほどの苦しみを抱いているお年寄りも大勢おられます。
しわくちゃの手を合わせて泣き崩れる人。一体誰の名を探しているのでしょうか、暑い日差しをもろともせずに刻まれた名を見つめている人。戦後６４年が経過して戦争を経験した方がどんどん少なくなっている現実。この月（６月）だけではなく、この国が戦争への選択をしないようわたしは祈り続けていきたいと思います。亡くなった私の母も戦後４０年経っても、夢の中でうなされ続けていたのを思い出します。地獄の底に引きずり込まれていくような、なんとも恐ろしい声でした。そんなとき幼いわたしは耳をふさぎました。あまりの怖さに身が縮みました。兄や姉が揺り動かして夢からうつつに戻してあげなければそのまま引きずられていきそうな怖さでした。
戦争での光景をぽつりぽつりと語りだしてからは、うなされることが少なくなりましたが、今はもう身近には誰もいません。堅い話ばかりで申し訳ありません。
笹の葉サラサラ～の七夕ですね。今年は７日が満月。空を見上げても織り姫と彦星は月の明かりで見つけにくいかもしれませんね。でも、今年は皆既日食が７月の２２日にあるようです。お月さんと太陽が一直線に並ぶのでしょうか。真昼に太陽が月に隠れていくのだそうです。楽しみですね。観察用のメガネを注文しましたので、皆で観察して自然の不思議さを満喫したいものです。
暑い夏の到来、子どもたちは水が大好きです。小さなタライを準備して充分水と親しませてください。心身ともに開放され快適な夏を過ごせますよ。ではお互いに夏の自然を充分楽しみましょうね。・・・ 石川
