爽やかな秋を迎えました。沖縄の長い長い夏の暑さから解放されるというだけでも嬉しいですね。事務所の中にいても差し込む太陽の長さや、通りすぎていく風の匂いで季節を感じます。夏の風は太陽の熱気をムンムンと含んでバシッと強いのですが、秋はサラリと肌をなで、鼻腔をくすぐります。更には感覚を揺さぶってくれそうな風ですね。絵を描いてみたいとか、詩心が目覚めたり、陶芸を始めたり・・・。それで芸術の秋なのですかね。
 大勢の参加者を迎えて運動会が無事に終了しました。パパも一緒に参加してくださり感謝します。誰にとっても運動会は緊張感の中にも気持ちが高ぶるものです。どの子もほほの辺りがピクピク、唇も少し青白くて見た目にも緊張している様子がわかりました。 しかし、始まってみるとママとも手をつながずに自信満々の入場行進でしたね。「ぼく一人で行進できるよ」「どうだい!」そんな眼差しを向けられて感動しました。 なんくる家は、5才、4才のお兄ちゃん達からヨチヨチ真っ最中の子らまで、それぞれの年齢の成長が一度に見られる場でした。体育館の中を探索するのに忙しく、お遊戯どころではないベビーたちの姿もあり、微笑ましかったですね。
 探索活動は、子どもの成長発達を促す大切な行動です。子どもの興味関心はハイハイする時期からどんどん広がります。そして歩けるようになると、誰の手も借りずに自分でいける範囲が広がるものですから、活発になってきます。「あそこに何があるのかなー」と思った瞬間、子どもは動き出します。「あっちに行ってみようかなー」と思った瞬間行動します。「あれは何だろう」と目に入った瞬間、確かめたくなります。目に入った全てが珍しく触りたくなります。口に入れて触覚で試したくなります。それが子どもなのです。歩いていることだけ活気があり、キャキャと発するあの喜び。何かに意味を見つけないと動けない私たちに「生きているだけでも楽しいねー」とメッセージを発しているのかもしれません。子らを見ていて意味のないことにも喜びがあることを知った私です。
 さて、今年も、11月の半ばには、沖縄県の仲井真知事に支援センターの予算を国基準に戻してほしいという陳情を出す予定です。その時、ママたちにもハガキ作戦で子育ての喜びや、子育てのこんな悩みのときに支援センターで助かった。などのエピソードを書いて知事宛に出すよう運動を展開する予定です。ハガキは各支援センターで準備しますのでぜひご協力をお願いします。全国一出生率の高い沖縄、子宝の島沖縄です。それなのに国の基準を20%も削減されいることに疑問を呈してください。
 子育ては喜びの中にも時々曇りですから、仲間が必要なんですよね。 石川きよ子

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