温かな2月卯月を迎えました。沖縄では雨の多い月だと記憶しています。さっそく、このところ小雨が降り続いたり太陽が顔を出したりの繰り返し。昨夜もまんまるいお月さんが厚い雲に隠れたり、おぼろげに顔を出したり~桜の下で花見酒という訳にはいかないですね。今日は23度を越しました。
 さて、先日は保育園のおゆうぎ会に親子で参加しましたが、インフルエンザを気にしながらの参加となり、園の子どもたちの演技は見ていただけなかったのは残念でした。演ずる喜び見る楽しみ・・・。でもまぁ、参加はできたのでよかったと評価するべきでしょうね。誰一人泣くことも、ぐずることも無く、それどころか自己発揮をすることに満足していた子どもたちの顔が印象的でした。どちらかといえば、ママたちのお顔の方が緊張していたかな?と・・・。
 今朝、なんくる家ママの糸数さんに三男誕生の電話を本人からいただきました。とても元気の良い声で「無事生まれました」ということです。嬉しいかぎりです。なんくる家は出産ブームでして、2人目、3人目のおめでたの話しに、わき上がる日々です。
 沖縄にいると少子化はあまり切実ではなさそうです。が、やはり世の中は子育て中の家庭に優しいとはいいがたいところが多くあります。貧困家庭や仕事との調整を気にしたり、育てられるかを気にする女性たちがいる事も心に留めなければなりません。産みたくないといいきる男女はそう多くはないはずです。子どもを欲しいけど・・と後に続く言葉の方に注目して話を聞いてみると、社会が見えてきます。
 先週「幼児虐待死」の裁判を傍聴してきました。「しつけ」と思い込んで、わが子を叩いてしまった結果「殺してしまう」無残なことになりました。「ちょうだい」が言えず殺された3才の子。弟が父親に叩かれて倒れるのを見ていた幼い姉と妹。叩かれるのを見ても止めなかった母親。「食べたい気持ちは、生きたい気持ち」の現れです。命をつなぐ最も必要な「食べる」という行動を「ちょうだい」と言えないなら食べるな。と声を張りあげ、拳で叩いた父親。亡くなった、いや、殺された子の気持ち。父親は刑務所に入ります。しかし、その後生まれた子どもを含めてまだ3人の子どもたちが残されています。心の傷も含めて誰がどうケアしていくのかが気になります。桜の美しさと対照的に・・・・。    (石川)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です