連休が明けました。長い休みをどのように過ごしたのでしょうか?児童福祉習慣が始まりました。今年の児童福祉週間の標語は「地球はね 笑顔がつまった 星なんだ」そうです。私は、この標語を聞いて、宇宙の中に輝く一番大きな星が目に浮かびました。
 なんくる家にも大勢の希望の星たちが群れています。突然ですが、群れる星のことを沖縄の言葉では「ムリブシ」といいます。一つ一つは大きくないけれども、群れることでその存在を示します。天の川もその「ムリブシ」のひとつ。
 しかし、人間は違いますよ。群れなくてもその存在する意味があり、生まれてきた価値があります。何よりも、子どもがそこにただ存在することだけで、私たちは自分の生きている意味すら見つけることになるのですから、子どもは無くてはならない大きな力なのですね。
 5日に発表された人口推計によると、沖縄の15歳未満の子どもの割合は、沖縄の人口の17.7%で、日本一だといいます。なんくる家や保育園の限られた社会を見ると、少子化どころか出産ブームとさえ勘違いしてしまいます。「子どもは一人で良い」と考えている人は殆ど居ないのです。できたら3人は授かりたい。という言葉が周りから聞こえる程です。その言葉の中には多くの希望が含まれています。
 特に、なんくる家の利用者のママたちは、お連れ合いの仕事の関係で沖縄に移住している方が大半です。身近に親兄弟、友人たちが居ない中での子育ては不安や孤独感がつきものです。それでも、環境さえ整えられれば、子どもは何人でも授かりたい。と言ってくれるのです。この言葉には大きな課題も含まれています。「育児環境を整えてください」という課題なのですね。
 なんくる家ができたのは平成3年のことでした。その頃、なんくる家を利用していた子どもたちが高校生になっています。その頃からのママたちとは今でも何かとつながりがあり、時に顔を合わせると懐かしさと連帯感を感じます。一緒に作り上げてきた同士のような存在なのです。
 いま、なんくる家が自由でありながらも先輩達への敬意と後輩を大切にする雰囲気を作り上げてくれたのは、先輩ママたちが頑張ってくれたからでしょう。リーダーママがその雰囲気を引き継いでくれた事をありがたいと思っています。
 もうすぐ母の日、子どもを生んだことで母になれたあなたへ。子どもたちもあなた自身も幸福であることを祈ります。 石川

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