カラリと晴れた青空を見ないまま梅雨入りとは残念です。雨~雨~降れ振れ♪の童謡を口ずさんでしまいますが、子育て中の長雨は大変なんですよねー。
  先日、日曜日に孫二人をわが家に預かったときの事です。ひとしきり家の中で絵本を読んだり、積み木をしたりで満足していましたが、だんだん二人ともぶつかり合いが多くなりました。エネルギーを発散する場が無いことが原因でしょうか。
  狭い家の中です。ベランダに雨を避けて置いてあった外用の三輪車を、妹が家の中に持ち込もうとして転び、泣きました。それを見ていたニーニーは、泣いている妹をこずきながら、三輪車は自分のものだと妹から三輪車を奪い取ろうとするのです。すごい力で「イヤだ」という妹、「僕のだ」という兄。二人で凄まじく戦います。夫と二人のわが家の日曜日は静かなものです。が、今朝はてんやわんやの大騒ぎです。呆然としながら思いました。これが子育て中の家庭の日常の姿ではないだろうかと・・・。
爆発したエネルギーを閉じこめようとすればするほど収まらないのですね。「イヤだー」が口癖の1歳半の妹、「イヤだ!」という瞬間は火の玉です。他者の願い通りなど聞き入れません。むきになると爆発し、お互いに痛手をこうむるのですね。孫育ての中で、相手(子ども)の行動の予測や気持ちを受け入れたりすることが上手になったわたしです。
  さて、4月から花グループ(これまで通りの利用者)と星グループ(育てにくさを感じている親子、賑やかな場所が苦手な親子、その他、人見知りなど)と利用日を分けました。沖縄タイムスに記事でも紹介していただきましたが、まだ十分に広報が行き届いていません。が、先日、「新聞を読みました」と、発達にデコボコがあるというお子さんを育てているお母さんが訪ねて来られました。お母さんの心の内を聞かせていただき、私たち担当の方が勉強になりました。
  なんくる家に来ることで、すぐに悩みの解決ができることは無いかもしれません。ただ、抱えている問題を吐き出すことで、自分が楽になることはあるはずです。心の内を語ることで自分で問題の整理をし、解決の糸口が見つかる場所として利用して下さい。月、水、金曜日はこれまで通りに和やかで賑やかです。火曜日、木曜日は静かな雰囲気の中で遊んでいる姿があります。利用したいママ達が、どちらかを選択して居場所が見つけられそうな曜日を選択してください。
  今月は児童福祉月間、お母さんが健康で幸福であることこそ、子どもたちの幸福に繋がるから同じ月に「母の日」があるのでしょうか。その為には要になるのがパパの存在だと思います。育メンは一部のパパたちだけではなく、全てのパパが家庭を一番に考えてほしいというメッセージを・・・。(園長)

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