夏空が美しい季節です。真っ青の空には入道雲がムクムクと成長し、夏らしさを演出してくれています。そして、夜空は数々の一等星が光り輝いています。ひまわり組はプラネタリムで星のお勉強をしてきたことで、星への関心が高まっています。一泊保育の時にも夜空を眺めながら「ねーさそり座はどれ?」「夏の大三角形はどれ?」「織り姫、彦星は?」と色々な質問をしていました。宿泊したペンションの在る宜野座の海辺は暗く、星の観察にはうってつけでした。
 幼稚園生にもなると、数々の自然体験の中から身の安全も守れるようになります。そして知識欲も高まり、科学する心が芽生えているのを感じました。浜辺を散歩をしていると、ヤドカリが目に留まります。動いているものを追いかけるのが子どもたちの特性。自然の中には小さな生き物たちが命の営みがあり、不思議発見、冒険心を満足させてくれました。その時にわかに水平線から真っ黒い雲がたちこめて、急に風か吹き出しました。敏感な子どもたちは「雨が降るはずー」の声が、その声が消えない間に突然の豪雨に見舞われたのでした。浜辺からペンションまで必死に駆け戻りましたが全員びしょ濡れ、濡れねずみ状態・・・。お互いの姿が可笑しく顔を見合せながら笑いあったものです。まさしく夏の風物詩「通り雨」でした。通り雨のことを「てーだぶい」と沖縄の方言ではいいます。
 ひまわり組恒例の夏の自然体験は、名護市真喜屋の山の奥に在る大きな滝への探検が大きな目的です。こんもりとした森の中は薄暗く都会とは異なる空気が流れています。ヒヤッと空気が冷たく感じます。坂道を下りていくと川に出会います。その川を登っていくと滝に出会います。川の水の冷たさに一瞬「ヒャッ冷たい!」と飛び上がります。水の中は透明度が高く、自分の足が見えるほどです。アメンボもミズスマシもいました。青い色の細いトンボも飛んでいました。川の中は石だらけです。滑らないように足と腰をしっかりと使って慎重に登って、滝に到着です。滝つぼで泳ぎ、大人に支えられながら、全員滝の下をくぐりました。滝の勢いは強く一瞬息が止まります。が、すぐに息を吹き返します。これこそ冒険心を満足させられる大自然の体験ではないでしょうか?その滝に16日と22日に小学生を連れて行く計画をしています。保護者が参加できる家族をご案内したいと考えています。引率ではなく案内ですので、保護者が車を出せることが条件です。夏休みの計画、日程があえばどうぞ一緒に参加してみてください。お勧めの場所です。
 地域ではエイサーーの太鼓や三線の音も聞こえるようになりました。旧盆が近いことを太鼓の音で感じているこの頃です。
 オリンピックの応援も熱が入りつい夜更かしをしてしまう夏、ご自愛ください。園長

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です