寒風の中 さくら咲きメジロ飛び交い 子ら駆ける

 一月の半ば頃から園庭のさくらの花が咲きました。耳を澄ませるとメジロが美しい声で歌ってくれています。午前中は子どもらの声に圧倒されて聞き取りにくい鳴き声ですが、静かになるとピロローピーとつがいで飛び回ります。 動きがすばやく一瞬もじっとしていません。これは人間の子どもと同じです。花から花へと移るメジロと探求心に溢れて好奇心を丸出しに動き回る子どもたちの動きは似ていることに気づきました。カメラで捉えるのがなんとも難しいことか・・・。

さて、新年には沢山の年賀状を頂きました。嬉しかったです。沖縄を離れてお引っ越しをした方々からの久しぶりの年賀状に懐かしさを覚えました。七五三の時の晴れ着を挟んで家族で撮った写真が添えられた年賀状にも成長の喜びが伝わりました。何気ないスナップ写真いりの年賀状もほほえましく見入りました。

 どの年賀状にも、家族の愛情が込められていて両親がこどもの成長を願っている心が伝わるものばかりでした。本当にありがとうございました。

当たり前に受け取っている年賀状ですが、書く時間を見つけるのは、そう簡単ことではなかったことでしょう。だって、わたしは週に一度だけ孫と過ごすのですが、2才の孫と4才の孫に手を焼く毎日だから分かります。宛て名書きをしようと住所録を出したら「なに?これ?、わたしもやる~」「ぼくもハガキ書きたい」と必ず横やりが入るはず。

「さわらないで~」といえばいうほど手を出すのが子ども。制止されることを一番嫌うのが子ども。「ダメ!」ということばに「いやだっ」と反発するのも子ども。

「おしっこ無い?」のことばかけに「いやだ!」と逃げまどい、その途中でおもらし・・・。

もう情けなくなってしまうのです。「どうして素直に『トイレにいく』と言えないの!」と思うとき、これが子どもなんだ。と思いなおすおばあちゃんのわたし。

 食事の時間だってそうです。ちゃんと座って落ち着いて食べません。何度も何度も口にご飯を運んで食べさせる行為にこれでいいんだろうか。いつになったらちゃんとご飯を食べてくれるのかしら。と、願うおばあちゃんです。そんなわたしからすると、子育て中の皆さんから頂くハガキを手にしたとき「たいへんだったはずねー」とその時々の様子を想像してしまうのです。だからハガキ一枚の願いに重さを覚えました。わたしは、孫と遊びながら、子育て中の皆さんの気持ちに少しでも近づきたいと願っています。なんくる家にもちらほらと出産ブームが?嬉しいですね。

 2月の沖縄は一番寒さが厳しく雨も多いシーズンを迎えます。

親子ともども体調には気をつけてくださいね。

                                           園長  石川キヨ子             

ホームページも更新しました。行事予定もあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です