梅雨の晴れ間に活動するのはカタツムリ。それを見逃さないのが虫博士たち。目を皿にして植物の裏も表もくまなく探します。小さな小さなカタツムリが手の届かない高い場所で見つかりました。争奪戦がはじまります。「おれが見つけた」「おれのものだ」と言う、にらみ合いをよそ目に、狭い玄関わきの掲示板の下に集う女児たちの群れ。誰が教えたわけでもないのに、女の子と男の子は遊び方が違うのです。男の子が多いクラスは元気印です。3歳児は特に自我のまんまの子ども時代ですが、今年は、29人中20人が男の子、女の子はたった9人です。その比率からして分かる通り、群れたら人の話が耳に届きません。どうしても注意散漫になってしまいがちです。
 さて、そんなことを頭に入れながら、わが園全体の男女の園児を比べてみました。0歳児18人中、男児11人女児7人。1歳児24人中、男児15人女児9人。2歳児28人中、男児11人、女児17人。3歳児29人中、男児20人、女児9人。4歳児30人中、男児17人女児13人。5歳児16人中、男児6人女児10人。です。こうしてみるとクラスの傾向が見えてきます。3歳児の特徴としては、自己中心的な行動から、周りとの協調性が育つ時期。「ボクが~ワタシが~」から「今はダメ」の約束を守れる方向へと育ちを意識しなければなりません。その意味でも、先日親子レクで話をしたように、我が子へしっかりとしたケジメを持って話をしてほしいのです。メリハリは大切ですね。
 「3歳だから○○の約束は守ろうね」「もう4歳になったから自分でやれるね」など、子どもが大きくなった喜びを感じながら自分自身を励まし、達成感を喜びを感じられる言葉かけに工夫してみてくださいね。「できたね」「ありがとう」「助かった」は必然。親自身の願いを言葉にしていくことが大切です。耳で聞いたことを胸に刻み頭で考えて行動できることは、子ども自身が嬉しいことあり誇らしいのです。
 さて、今年度のみどり保育園は6月現在、145人。男児80人、女児65人です。男児が多い傾向にあります。園全体が落ち着かなくならないよう、年齢別の対応策も含めて勉強会などで話していければと考えています。
 6月は23日の慰霊の日には沖縄独自の公休日で園は休みます。ひまわり組の平和教育など子どもにも理解できるよう絵本紙芝居で伝えていきたいと考えています。園長

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